top of page


【ERP導入ノウハウ】グローバルロールアウト:モデル拠点の決め方(スコアカード例)
【第1部】1〜3章:テンプレート前提のロールアウトとモデル拠点の選び方 1. なぜ「順番」が成否を分けるのか? ERPのグローバルロールアウトを推進する際に、多くのプロジェクトリーダーが悩む問いに「どの拠点から手を付けるべきか?」があります。売上規模やシステム成熟度、戦略的優先度など、表層的な要素で候補を絞ることはできますが、成功確度を高める「最適なストーリー(=順番)」を描くには、もう一歩踏み込んだ検討が必要です。 楠木健氏の『ストーリーとしての経営戦略』が示すように、戦略の鍵は「何をやるか」だけでなく、「いつ・どこで・どのように」動き出すのか──すなわち〈順番〉そのものにあります。グローバルロールアウトにおける順番は、単にスケジュールの話ではなく、関係者の納得感、テンプレートの完成度、横展開の再現性、ひいては全社変革の成否を左右します。 本稿(第1部)では、まずロールアウトの大前提となるテンプレートアプローチを整理し、次にモデル拠点を選定するためのスコアカードとマッピングの考え方を紹介します。 2. グローバルロールアウトの前提:テンプレート
12月15日読了時間: 5分
bottom of page


